CVTオイル圧送交換 スズキ スぺーシア MK32S 【トルコン太郎使用】
今回のお車はスズキ スペーシア MK32S 平成26年式。
走行距離は115.000kmになります。
ご新規のお客様になります。
今回は「オイルパン清掃・圧送交換」で
徹底的に内部洗浄を行います!
CVTオイル交換歴ですが50.000キロ位に1度してるそうです。
いつものように走行試運転、故障コードチェックから始めます。
赤い四角のオイルパンを取り外し内部の汚れを
綺麗にしていきます。
今回はストレーナーの部品供給がありません。
洗浄液で出来るだけ綺麗にします。
底蓋には鉄粉吸着用の磁石があります。
磁石にはある程度の鉄粉吸着は見られますが
特に異常な蓄積はないようです。問題なさそうです!
外したオイルパンはキレイに洗浄して組み付けます。
鉄粉吸着用の磁石もキレイにしてオイルパンを
元どうりに組み付けます。
オイルを抜いた栓のガスケットを新品に交換します。
矢印の部品がオイルクーラーになります。
当店にはスズキ・スペーシア専用のアタッチメントがありますので
CVTミッションのオイルクーラーを取り外し
オイルラインにトルコン太郎をバイパス接続します。
最初に抜けたオイル4Lを補充します。
CVTオイルが温もるまで15分ほどクリーニングモードで
待ちます。
まだまだ汚いです!
10Lを圧送交換して、2度目のクリーニングモード後になります。
こちらも20分間行いました。
新油には強い洗浄効果があるので
新油に交換してクリーニングを行うことで
相乗効果で効率よく内部をキレイにしてくれます。
真ん中が交換前のオイルで
右端が交換後の状態になります。
取り外したオイルクーラーの
ゴムパッキンを交換します。
オイル漏れの原因になりますので
必ず新品に交換します。
追加作業でスパークプラグを交換します。
今回使用するプラグは長寿命タイプになります。
軽自動車は小さなエンジンで必要なパワーを出しているので
エンジンの回転数が高いです。
同じ走行距離であってもスパークプラグが
火花を飛ばしている回数が普通自動車よりもずっと多いので
その火花が飛んだ回数が消耗に大きく影響します。
車検時、点検時、オイル交換時などに
点検・交換をお勧めします!
作業完了後、30分ぐらいの長めの試運転を行い
CVTオイルが温まった状態で量の調整を行います。
オートマオイルやCVTオイルは温度に対しての膨張の変化が大きいので
規定油温時にオイル量を計測しなければいけません。
これを怠ると「加速不良」「変速不良」「ポンプからの異音」など
正常な作動をしなくなってしまいます。
最後に車のコンピューターに異常がないかも確認し作業は完了です。
【今回の作業メニュー】
・トルコン太郎圧送交換<15L使用>
・オイルパン脱着洗浄
・ストレーナー・バルブボデー洗浄
・オイルパンガスケット交換
・ドレーンガスケット交換
・オイルクーラーパッキン交換
・スパークプラグ交換
になります。
今回のご請求金額は、 ¥ 57.607- になります。
ご依頼ありがとうございました!!
本日も太子町の山本自動車工業のブログにお越しいただきありがとうございます!
※車種、オイル使用量により料金は変化します。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
幼い頃から家の隣にある整備工場で育ち自動車が身近にありました。
トヨタ系の専門学校を卒業後、トヨタディーラーで、車検、故障診断、検査員を10年間経験し、30歳を機に実家の整備工場を継ぎました。
日々まだまだ経験、知識を高めたいと思い、技術大会に出場したり、1級整備士の資格を取り、ご来店下さるお客様に安心してお車を任して頂けるように心掛けています。
自動車整備工場に初めてご来店してもらうのは、とても入りずらいと思います。
店の雰囲気や、どういった仕事をしているのか、どういった考えを持っているのかをブログを通してお伝えしたいと思います。
お車のことは、安心してお任せください!
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