発進時クリープ現象しない ダイハツ ムーブ LA150S
平成27年式 ダイハツ ムーブ LA150S
発進時に「クリープ現象がない」という事で
ご入庫頂きました。
ご新規のお客様になります。
クリープ現象とは車のブレーキを離すとスーッと前に出ていく現象のことです。
現象を確認すると、平坦な道で一旦停止して
ブレーキからアクセルに足を踏み替えようとすると
通常は車が動きますが停止したままです。
数秒経過すると車は動き出します。
お客様に色々問診をすると以前に事故をしたみたいです。
特にメーターなどには異常ランプは点灯していません。
診断機で確認してもすべて正常です。
色々情報を集めると不具合箇所がわかりました。
平坦な場所に車を止めていますが
赤い四角の数値の値が、坂道で停車している数値になっています。
ブレーキペダルを踏むと
ブレーキ配管内にある弁が閉まります。
この作用は
坂道発進時の後退を防ぐためのヒルスタートアシストが
作用していることがわかりました。
車両が坂道にいると判断した場合
ドライバーが踏んだブレーキ圧を2秒間維持する機能が働いています。
センサーの位置は矢印の場所にある、
四角い箱の中にあります。
以前事故にあった場所が左前という事なので
損傷などを確認しますと
外観上損傷などは見当たりませんが
内部のセンサーがどのぐらいの衝撃を受けて損傷しているか分かりません。
取り付け位置は若干斜めになっていました。
取り付け土台や本体の部品見積をしますと
OO万円します。
お客様と相談の結果、お金を出来るだけ掛けずに治してという事なので
ダメもとで土台を外し出来るだけ
水平になるように調整していきました。
だいぶと時間が掛かりましたが
少し数値が安定しませんが、いい感じになりました。
平坦な場所でブレーキを踏んでも
ヒルスタートアシストは作動しません!
今回はお客様の了解を得てこのような修理をしました。
1か月経ちますが、特に連絡がないので順調にいってると思います!
ご依頼ありがとうございました!!
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幼い頃から家の隣にある整備工場で育ち自動車が身近にありました。
トヨタ系の専門学校を卒業後、トヨタディーラーで、車検、故障診断、検査員を10年間経験し、30歳を機に実家の整備工場を継ぎました。
日々まだまだ経験、知識を高めたいと思い、技術大会に出場したり、1級整備士の資格を取り、ご来店下さるお客様に安心してお車を任して頂けるように心掛けています。
自動車整備工場に初めてご来店してもらうのは、とても入りずらいと思います。
店の雰囲気や、どういった仕事をしているのか、どういった考えを持っているのかをブログを通してお伝えしたいと思います。
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