日産キューブ(Z12) CVTフルード圧送交換!10万km無交換で加速時ガタガタ症状…治るのか!?

ブログ

​奈良県より初めてご来店・お問い合わせいただいた

日産キューブにお乗りのお客様です。

​「新車で購入して10年間、CVTフルードは一度も交換したことがない。

10万kmを超えたあたりから、加速時にガタガタと車体が揺れる(ジャダー)ようになってきた…」

ブログで当店のCVT圧送交換の様子をご覧になり、ご連絡をくださいました。

遠方より本当にありがとうございます! ​

 

過走行・症状発生車両における「フルード交換」で

非常に重要なポイントがあります。

​「10万km無交換」で、なおかつ「すでに加速時のガタガタ(ジャダー)という症状が出ている」状態。

この場合、単にCVTフルードを交換するだけで100%症状が改善するという保証はできません。

​なぜなら、長年の走行によってCVT内部の金属ベルトやプーリー

バルブボディの油圧制御部に物理的な摩耗・損傷が及んでいる可能性があるからです。

​お客様には事前に、

​作業を行っても100%治る保証はないこと

​最悪の場合、内部損傷が原因であればミッション本体の載せ替えが

必要になる可能性があるかも。

これらをしっかりと説明させていただきました。

それでも「少しでも現状が改善する可能性があるなら」ということで

​オイルパン清掃・ストレーナー交換・圧送交換・添加剤施工の一式作業を

ご依頼いただき作業を開始いたしました!

​まずはドレンプラグを外して、オイルパンからフルードを排出します。

​ 真っ黒です!

透明感は完全になく長期間の熱と摩擦で

劣化し切ったフルードが排出されてきます。

 

バルブボディ下部も一見してスラッジで汚れていますので

パーツクリーナーで丁寧に洗浄・清掃していきます。

 

​底にセットされているマグネットを確認してみると…

内部で削れた鉄粉がビッシリと付着し

まるでハリネズミのような状態になっています。

マグネットがキャッチしきれなくなった鉄粉が

オイルの通り道を流れて

あちこちに入り込んでいたかもしれないと思うと

ヒヤッとします。


​オイルパン底面のマグネットを綺麗に洗浄した後になります。

左が新品、右が取り外したストレーナーです。

​​

紙フィルターもこの通り真っ黒です。

全体がスラッジで真っ黒に染まり目詰まりを起こしかけていました。

これでは適切な油圧を保つのも難しくなると思います。

​オイルパンを組み付け、新油を規定量注入したら

トルコンチェンジャーを車両の油圧ラインに圧送接続します!

 

仕上げには、CVT内部の油圧保護・金属摩耗の抑制・ジャダー症状の

低減に抜群の効果を発揮する高性能添加剤(SOD-1 Plus)を注入します!

最後に診断機を用いてフルード温度を管理しながら

規定油量にバッチリ調整して作業完了です。

 

​作業後、慎重に試乗を行いました。

​あんなに加速時に車体がガタガタと震えていた症状が……

見違えるようにスムーズな加速へと改善いたしました!

変速ショックやギクシャク感が消え、

本来の滑らかで快適な走りが戻ってきました!

 

​※今回はフルード交換と添加剤の施工で劇的に症状が改善しましたが

内部の損傷度合いによっては改善しないケースもあります。

症状が出始めたら「手遅れになる前」の早めのメンテナンスを強くおすすめいたします!

ご依頼、本当にありがとうございました!

 

【AT/CVTフルード圧送交換作業の期間は3日間頂いております。】

​

  【Gmail】→ taishishaken@gmail.com 

 

taishishaken

幼い頃から家の隣にある整備工場で育ち自動車が身近にありました。
トヨタ系の専門学校を卒業後、トヨタディーラーで、車検、故障診断、検査員を10年間経験し、30歳を機に実家の整備工場を継ぎました。
日々まだまだ経験、知識を高めたいと思い、技術大会に出場したり、1級整備士の資格を取り、ご来店下さるお客様に安心してお車を任して頂けるように心掛けています。
自動車整備工場に初めてご来店してもらうのは、とても入りずらいと思います。
店の雰囲気や、どういった仕事をしているのか、どういった考えを持っているのかをブログを通してお伝えしたいと思います。

お車のことは、安心してお任せください!

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