ニッサン セレナ車検&24ヵ月定期点&CVTフルード圧送交換【トルコン太郎使用】
今回のお車は 日産 セレナ 平成19年式。
走行距離は80.157㌔になります。
ご新規のお客様になります。
今回は「車検+24か月定期点検+オイルパン洗浄とストレーナー交換とトルコン太郎によるCVTF圧送交換」
のご依頼をいただきました。
それでは作業のご紹介に入ります。
まずは走行試運転と外部診断機による故障コードのチェックをします。
リフトに上げてタイヤを取り外し、各部を点検していきます。
エアクリーナーになります。
綺麗なのでエアブローします。
ブレーキ廻りになります。
ブレーキを分解して引きずりが無いか、ピストンの固着はないかを点検して
スライドピンの給油をします。
前のブレーキパッドになります。
半分切った残量です。
固くなった古いグリスを取り除いて
グリスアップし直します。
表面も綺麗に整えます。
後ろブレーキになります。
こちらもブレーキの引きずりが無いかピストンが固着していないか
確認後スライドピンの給油をします。
ブレーキパッドは十分残量はあります。
グリスアップをします。
サイドブレーキが甘かったので調整をします。
車検時には必ずオススメしているブレーキフルード交換をします。
4輪きっちり交換をします。
エンジン始動時の回転数に違和感を感じましたので
スロットルバルブを取り外して掃除しておきます。
スロットルボディの裏側になります。
溜まっていた汚れを専用の洗浄剤で綺麗に掃除しました。
取り外した部品を元通りに組み付けて
スロットルボディの学習値を再学習させます。
これで冷間時のエンジンスタートも問題無くなりました!
スペアタイヤの空気圧を調整します。
汚れが酷いので
綺麗に水洗いしました!
続いて
CVTフルード圧送交換に入ります。
→のオイルパンを取り外します。
抜き取ったCVTフルードです。
かなり汚れてます。
CVTフルードは定期的に交換しないといけませんね!
フルード内に異物が混入していないか
コンタミチェッカーを使用して点検します。
問題ありません。
矢印の部品がストレーナーになります。
取り外して交換します。
バルブボディをパーツクリーナーで綺麗に掃除します。
ストレーナーの新旧比較です。
新品はシルバー色です。
かなり汚れています!
フィルター部分に少し異物があります。
取り外したオイルパンの内部には
鉄粉を吸着する磁石があります。
これだけ鉄粉が付いていました!
磁石とオイルパンを綺麗に掃除してガスケットを新品に交換して
オイルパンを取付ます。
圧送交換をする為に
ニッサン・セレナ専用のアタッチメントを装着します。
矢印のオイルクーラーを取り外します。
オイルクーラーの中にはフィルターがあります。
汚れているのが分かると思います。
新しいフィルターに交換します。
次にトルコン太郎を接続します。
アタッチメントの装着完了です!
今回はモチュールのマルチCVTFを使用します。
適合確認済みです。
作業の流れは
一定量の圧送交換をし、
終われば10分間のクリーニングを行います。
そしてまた圧送交換をします。
これを繰り返しながら、出来るだけ新油に近い状態に持って行きます。
最初に抜けた分と少し多めに6.0Lフルードを充填します。
<1回目>
まずは6.0Lの圧送交換をして
クリーニングを約10分実行して
CVTフルード内にある異物を除去していきます。
右のフルードがクリーニングモード後の状態になります。
新油と同じになりました!
<2回目>
6.0LのCVTフルードの圧送交換を行い
クリーニングモード後の状態になります。
新油と同じになりました!
交換前のCVTFと、交換後のCVT内のフルードです。
透明度が出て色が全く違います。
ここまで綺麗になると気持ちいですね!
油量調整を含めて
合計14リットルのCVTフルードを使って、ここまで綺麗になりました!
最後にオイルクーラーのOリングを新品に交換してます。
コンピュータ診断を終えて、車検整備とCVTフルード交換は完了です。
一通りの作業が終わりましたので
最後にヘッドライトの光軸調整・排気ガス測定・サイドスリップ調整を行い
試運転を兼ねて車検を受けに行きます。
漏れが無いか下廻りを確認して終了になります。
【今回の作業メニュー】
・車検+24か月定期点検
・CVTF圧送交換【モチュール】
・オイルパン脱着清掃
・オイルパンガスケット交換
・CVTフルードストレーナー交換
・CVTフルードフィルター交換
・フィルターハウジングガスケット交換
・オイルパンドレンプラグガスケット交換
エンジンオイル同様にCVTフルードも無交換ではなく
定期的に交換をしてください!
CVTフルードは常に大きな負荷や熱など過酷な状態にさらされています。
無交換のまま使用続けますとフルードの劣化はドンドン進んで
金属ベルト間の油膜を保てず、最悪破損して切れてしまいます。
金属間の油膜はとても重要です!
古いフルード内には鉄粉も大量に含まれていますので
新しいフルードに交換しますと
流動抵抗なども変化し燃費も改善されると思います。
ご依頼ありがとうございました!!
本日も太子町の山本自動車工業のブログにお越しいただきありがとうございます!
お問い合わせにおきましては、お手元に車検証をご用意の上
「車両情報(車種、年式、車台番号、型式指定番号、類別区分番号)と
走行距離、お住まいの地域を必ずお知らせ下さい!
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《当店オススメの添加剤 SOD-1》
当店ではフルード交換時はSOD-1添加を軸にフルードの種類選択をオススメしています!
<フルード総量の7%添加 1L ¥1.500>
<エンジンオイル添加時は総量の10%>
★目で見る事のできないAT/CVT内部のオイルラインやコントロールバルブ内部の洗浄が可能です!
★SOD-1は粘度に依存しない油膜厚さを作る唯一の添加剤です。
★エンジンオイルに添加すると油膜厚さで圧縮を保ちますので燃焼改善にもな
★ディーゼルエンジンに使用するとDPFの詰まり抑制にも効果がありますしエンジンオイルの熱蒸発
1、クリーニング作用
CVT/ATフルードでは落とす事の出来ない頑固な汚れを
細かく分解除去します。
2、ぴたっと密着コーティング効果
フルード・オイルの粘度、固さに依存しない油膜を作ります。
添加のみで確実に油膜を厚くします。
3、ゴム・シール材をやわらかくする
ゴム・シールは熱を受けて年数が経つにつれて痩せていきます。
SOD-1は蒸発し痩せたシール内部へ油分を戻す作用から
膨潤させます。
無駄に膨潤させませんので安心です!
この3つの作用により車の各パーツ内部の機能回復が出来て
調子の良い状態へと回復させます。
CVTフルード・ATフルード・エンジンオイル交換時には是非オススメです❕
幼い頃から家の隣にある整備工場で育ち自動車が身近にありました。
トヨタ系の専門学校を卒業後、トヨタディーラーで、車検、故障診断、検査員を10年間経験し、30歳を機に実家の整備工場を継ぎました。
日々まだまだ経験、知識を高めたいと思い、技術大会に出場したり、1級整備士の資格を取り、ご来店下さるお客様に安心してお車を任して頂けるように心掛けています。
自動車整備工場に初めてご来店してもらうのは、とても入りずらいと思います。
店の雰囲気や、どういった仕事をしているのか、どういった考えを持っているのかをブログを通してお伝えしたいと思います。
お車のことは、安心してお任せください!
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